ソフトボールでは野球以上にバントが重要な役割をもちます。
今回は、ソフトボールでのバントの様々な種類、練習方法を
ご紹介していきます。
ソフトボールでバントが多用される理由
ソフトボールでは、野球よりバントが多用されますよね。
理由は、2点あります。
・ハイレベルな試合になると投手戦になるケースが多い
”上野投手が8回目の完全試合を達成”というニュースを今日、見ました。
野球で8回も完全試合を達成した選手なんて聞いたことが無いですよね。
バッターと投手の距離が短く体感速度が速い、
その影響でチェンジアップを打つのが難しい、
ライズボールを打つのが難しい
飛距離が出づらい
といった理由からソフトボールでは
投手戦になるケースが多いですよね。
そのため、1点に重みがあります。
ランナーが出たら確実に1点を取りに行くため
バントでランナーをすすめるケースが多いです。
※もちろん、バントだけが全てではないですし、
チームカラーによって様々な考え方があるはずです。
・塁間が短いため、セーフになる確率が高い
塁間が短いため、セーフティーバントが決まる確率が高いです。
特に俊足の左打者がセーフティーバントを
身に付けると大きな武器となります。
レベルの高いピッチャーからヒットを打つことと、
セーフティーバントを決めることだと、
セーフティーバントを決めることの方が簡単だと感じませんか?
また、塁間が短いため守備側に送球エラーがあれば
ほぼ確実に2塁にいく事が出来ます。
以上のような理由からソフトボールでバントが多用されるため、
バントの練習をしっかりとしておく事が重要です。
少し前置きが長くなってしまいましたが、
バントの種類や、練習方法、コツを見ていきましょう。
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バントの種類
あなたは、ご存知だと思いますが、簡単に紹介しておきますね。
送りバント
バッターはアウトになってでも、
確実にランナーをすすめるためのバントです。
セーフティーバント
バッターがセーフになることを目的としたバントです。
バッティングの構えからバントに切り替えます。
(次に紹介するプッシュバントでセーフを狙う場合は例外)
主に左バッターが用いるケースが多いですが、
強打を打てる右バッターも成功しやすいです。
内野手が深く守るためです。是非、試してみて下さい。
プッシュバント(ドラッグバント)
通常、バントはボールの勢いを抑えますが
プッシュバントでは逆に、バントであるながら
強い打球を転がします。
相手選手が勢い良く前進してきた場合に有効です。
特にセカンドの定位置あたりに転がす事が出来れば、
セーフティーバントになる確率が高いです。
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ソフトボールのバントの練習方法とコツ
ここではバントの最も基本かつ重要なポイントと
練習方法・コツについてお伝えしていきます。
ソフトボールでバントを成功させる最も基本かつ重要なポイントは
ボールの勢いを抑える事と、狙った方向にボールを転がす事です。
それぞれの練習方法、コツを見ていきます。
まずは、ボールの勢いを抑えるための練習です。
バッターはバントの構えをします。ただし、バットは持ちません。
ピッチャーにボールをトスしてもらい、
それを素手でキャッチして下さい。
右バッターであれば右手、
左バッターであれば左手でキャッチして下さい。
この時、ボールに合わせて手を引きながらキャッチするようにして下さい。
ボールの勢いを吸収するイメージです。
バントをする時も
ボールがバットに当たる瞬間、
ボールに合わせてバットを少し引くようなイメージで
バントをすると勢いを抑える事が出来ます。
その感覚を分かりやすく覚えるための練習です。
ここまでは、あなたも知っていたのではないでしょうか?
実はボールの勢いを吸収するにはさらなるコツがあります。
あなたも知りたいですか??
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ソフトボールのバントでボールの勢いを吸収する究極のコツ
今、お伝えした方法より少しレベルが高い技術になります。
ですが、出来るようになれば、かなりバントの成功率が高まります。
勉強熱心なあなたはご存知かもしれませんね。
お待たせしました。
そのさらなるコツとは、
「ボールとバットが当たるタイミングでバットを下向きに回転させる」
という技術になります。
バットを持って実際にバントをする時に練習してみて下さい。
上手く出来ると、ボールの勢いをかなーり抑える事が出来ます。
私もこれを出来るようになってから、
セーフティーバントの成功率が格段に上がりました。
是非、挑戦してみて下さい。
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ソフトボールでバントを狙った方向に転がす練習
バントを狙った方向に転がす事が出来れば、
相手の守備位置やバントの構えをした時の
サード、ファーストの前進スピード等を見て、
1番決まりやすいところにバントをする事が出来るようになるので
バントの成功率が格段に高まります。
これが出来るようになるための練習は、
バントを転がす位置にボール等の目印を置いておく事です。
そして、そこを狙ってバントをする練習をしましょう。
転がしたい方向に体の向きを合わせる事がコツです。
さて、いかがでしたでしょうか?
バントについての説明は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日の記事が、少しでもあなたのソフトボール人生にプラスとなれば嬉しいです。